前回のパート1では僕の過去「給与月10万のブラック企業で働いていた」時のことを話しました。
ここからはブラック企業をやめ、転職して配送会社へ就職した話です。
お金を貯めるために転職を決める
ブラック企業で3年近く働いた後ある事件をきっかけに、なにも考えることなくその会社を後にしました。
もちろん次の職の当てはなかったのですが、給与が低い割に使う時間もなかったので、少しの預金はあり、それで数ヶ月何もせず人生について考えることができました。
次の仕事を探していた時、「ウェブ制作会社で3年働いた」という経験があるのでこれをどういかそうか、それが一番の考え所でした。
しかし僕の頭にはいろいろな考えがめぐり、経歴に縛られる必要はあるのか?
僕の目的ってなんなんだろう?
いま一番したい事って?
いろいろな疑問が頭をよぎりました。
そんなとき学生時代に友達と行ったドイツ旅行を思い出し、そのときの楽しさが今です忘れられず、海外に行きたいという気持ちが、僕の中で芽生えてきました。
そして具体的に海外へ長期滞在できる方法はないのかと
リサーチした結果ワーキングホリデーというビザがあることを知りました。
どうせ行くなら、英語もしゃべれるようになりたいと考え、今の僕の目的を
- オーストラリアへワーキングホリデーにいく
- 英語をしゃべれるようになる
この二つを軸にしようと考えました。
そして僕にとってウェブ制作会社で働くという条件はそこまで高くなく、それよりも僕個人の時間がしっかりとれて、お金も前よりもらえる会社がないかと考えました。
そして求人用のフリーペーパーによくのっている配送会社を見つけました。
周りにそれ関係の仕事についている人を探し、どんな仕事環境なのかというのを聞き、自分でもできそうだという答えに行き着き、そこの求人へ応募することにしました。
もちろん配送系の会社で働いた経験はなく、トラックも運転した事がありません。ですが、研修期間がしっかりあるということで内定を頂きそこで働く事にしました。
ここで1年働き、100万円を貯めよう。
これが僕の目的でした。
そして前職と違い、多くの配送業の場合はランチタイムを自由な時間で取る事が許されており、多くの時間をひとりで過ごすことができました。
これはオーストラリアへいくための英語を勉強するという目的に一番適した職業ではないかと思いました。
運転中はアマゾンのオーディオブックを聞き、リスニングの勉強だったり単語の聞き流しをし、ランチタイムにはお昼を食べながら単語帳や英語の本を読みあさり、音楽を歌うように英語発声の練習もしました。
こうして仕事中のすきま時間もうまく使いながら、すこしずつ英語のスキルを伸ばしながらも、オーストラリアのワーキングホリデーに向けてのお金も貯めることができました。
転職する前は僕にとって好条件の会社なんて存在しないと考えていましたが、今の自分の状況を整理して、僕が楽しめること、本当にやりたいことをもう一度考え、それを目標設定し、そのためには僕は何ができるのかを考え、次の仕事に落とし込む。
こうして少し別の角度から人生を見た時、案外今の僕が思っていた仕事に対する優先事項ってそうでもなかったかもと思うかもしれません。
当時ブラック企業で一緒に働いていた同僚も最近農業へ転職をし、ストレスフリーな生活になったと教えてくれました。
一見人って今自分が持っているスキルがあるならそれを生かさなきゃって考えがちだと思うのですが、案外新しい事へ挑戦してみたらそちらの方が自分にあっていたり、楽しかったりと思えることがあると思います。
僕の経験から、僕はやっぱりデスクワークよりも外で体を動かしている方が気持ちいいなと思いました。
人生が辛い?楽しく生きたい/オーストラリア人の妻から教わった日本人に必要な事【Part1】